購入した当初は、床が抜けている部屋があったり雨漏りがしていたりでボロボロの状態でしたが、改装をして新たに生まれ変わりました。前の住人が母屋と離れを廊下で繋ぐリフォームをしておられたようですが、そのスペースがちょうどギャラリーにピッタリだと思っていたので、その部分を自分で造り直して展示スペースにすることにしました。あまりきれいになり過ぎないように、昔のままの雰囲気を残しつつ現代の作品の見栄えがするように全体的に黒で統一し、パレットを解体した古材などを再利用して古民家の雰囲気を保持してあります。

陶器や七宝焼、絵画や切り絵の作品に加えて、クラフト作品やオリジナルポストカードやレターセットなども展示販売させて頂いておりますが、定期的に講座やワークショップなども開催し、地域の皆さまの交流の場となることを願っております。

2013年の夏に縁もゆかりもまったく無かったこの地に越してきましたが、四季折々の美しい風景や生き物たちの息吹を感じながら生活ができる場所でとても気に入っています。
二人とも音楽大学を卒業しています。結婚後、震災などで被災した動物を保護している民間のアニマルシェルターでスタッフとして勤務し、そこで日本の動物を取り巻く厳しい現状を知ることとなりました。会社勤めの後に独立して働き始めてからは、「子供の教育と動物のいのち」をテーマにしてイラストを描いたりデザインをする仕事をしており、このギャラリースペースでも「人と動物の関わり」についての展示もさせて頂いています。ギャラリースペースでは、定期的に音楽会なども開催したいと思っておりますのでお楽しみに！