2003年5月23日、我が家の隣にある公園で段ボール箱に入れて捨てられていた仔猫を2匹保護しました。何となく不自然な場所に置かれている段ボール箱が目に止まり、気になって中を覗いてみると、アメリカン・ショートヘアの雑種と思われる仔猫が2匹いました。1匹は箱から出ようと動き回っていましたが、もう1匹は明らかに脱水状態にあり、ほとんど虫の息といった状態でした。2匹とも軽度の結膜炎にかかっている様でしたし、弱っている方の足の状態も気になったので獣医さんに連れて行き診断をしてもらいましたが、片方はかなり危険な状態であり、もしかすると半身が麻痺しているかもしれないとの事でした。

アメリカン・ショートヘアという事から、小さな方を「アメリ」、元気な方を「ニノ」と名付けて世話をする事になりました。「ニノ」とは、あの映画「アメリ」に出てくる相手役の男の子の名前です。しかし、一時期は自力で頭を上げる事ができるようになり、持ちなおしたかと思われたアメリですが、3日後に結局一度も立ち上がる事すらできずに死んでしまいました。「ニノ」の方はすっかり元気になり、日に日に体重が増えています。

その後、この2匹を保護する前から我が家に来る事になっていた、友人が保護した仔猫の「シシィ」がやって来ました（ちょっと複雑な経緯だな～）。結局我が家は、先住猫のコージーを合わせて再び猫3匹になりましたが、そんなニノとシシィの成長の過程を記録します。